17日に北京で発表されたボアオ・アジア・フォーラムの『アジア競爭力2015年度報告』は2014年のアジア太平洋地域にある37の経済體の競爭力について評価を行いました。中國の総合的な競爭力は前年度と同じ9位となっています。
「アジア四小龍」と呼ばれたシンガポール、中國香港、韓國、中國台灣は4位以內に入りました。伝統的な先進経済體のオーストラリア、ニュージーランド、日本がそれに続きます。また、イスラエル、中國、バーレーンが8位から10位に入っています。
マレーシアをはじめとする東南アジアの新興経済體や、カザフスタンとサウジアラビアが代表する中央アジア、西アジアの資源輸出國は4年連続で上位20位にランクインしています。
長年1位となっているシンガポールの優位性について、『報告』の最高責任者でもある中國國際経済交流センター諮問研究部の王軍副部長は「効率の高い行政サービス水準、完備されたインフラ施設、大幅な経済成長、強いイノベーション力だ」とまとめています。
中國の実情について、王副部長は「中國の総合的な競爭力の向上は比較的大きな経済規模、7%-8%の中高速成長の保持、マクロ経済環境の安定確保などの要素によるものだ」と見ています。
(中國國際放送局)
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