【新華社北京3月3日】韓國の樸槿恵大統領は3月1日、抗日運動「三・一獨立運動」96周年記念式典に出席して談話を発表し、日本に歴史を正視し、韓國と手を攜えて未來を見據えた新しい歴史を共同で編纂するように促した。樸槿恵大統領はまた、韓國と朝鮮の関係について言及し、朝鮮は南北対話をこれ以上回避すべきではないと述べた。
【韓國と日本がドイツとフランスに倣うことを望む】
樸槿恵大統領は同日、ソウルの世宗文化會館で開催された記念式典で、次のように表明した。韓國政府は正しい歴史認識に立腳した21世紀の韓日新協力時代を切り開くことに一貫して盡力してきたが、遺憾なことは、歴史問題を発端とする矛盾が終始、2つの隣國の間に橫たわり、両國の民衆の心の距離を縮めることができないことだ。
樸槿恵大統領は日本が勇気を出して歴史的事実を認めるように促し、次のように述べた。ドイツとフランスは第二次世界大戦後に矛盾を克服し、敵から友となり、歐州建設のために共に力を合わせてきたが、韓國と日本はその例に倣い、より成熟した、未來を見據えた今後50年間のパートナーシップによって、新しい歴史をともに編纂すべきだ。
日本は1910年から1945年にかけて、朝鮮半島に対し植民地支配を行った。1919年3月1日、朝鮮半島で日本の植民地支配に対抗する「三・一獨立運動」が起こった。1949年、韓國政府は3月1日を國家法定記念日に指定した。
【韓國と朝鮮の対話を促す】
樸槿恵大統領は韓國と日本の関係以外に、談話で韓國と朝鮮の関係についても提起した。
樸槿恵大統領はまた、次のように述べた。今年の朝鮮半島は光復70周年を契機に、民族が和解し、南北関係を改善する機會を設けることができることを希望する。特に、離散家族の問題において、雙方が協議を通じて韓國と朝鮮の離散家族の定期的な対面を早急に実現し、通信問題を解決し、肉親が離れて暮らす苦痛を癒すことを望む。
「朝鮮は南北対話をこれ以上、回避すべきではない」と樸槿恵大統領は語った。
朝鮮の金正恩最高指導者はその後、新年の祝辭で「対話」について態度表明し、韓國側に承諾を固く守り、実際の行動で雙方の関係を改善するように促した。この後、朝鮮は聲明を発表し、韓國に対話の雰囲気を醸成するように促し、韓國に対し民間団體が反朝鮮のビラを散佈することを阻止し、米國との合同軍事演習を停止するように再度、求めた。「5•24措置」の解除を離散家族問題の解決の條件とすることを提示したが、この要求は韓國側に拒否された。
(新華網日本語)
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