アメリカとキューバは27日、ワシントンで國交正常化を目指す2回目のハイレベル交渉を行い、その成果を収めました。アメリカのジェイコブソン國務次官補は記者會見で「4月に米州機構の首脳會議が開かれる前に両國の大使館を再開する可能性がある」と発表しました。
両國の國交正常化交渉が2014年12月に開始してから、両國関係は大きく改善されました。アメリカはキューバに対する數多くの制裁措置を緩和させました。両國は1月にハバナで外相會合を開き、移民、國交正常化、大使館の再開などの問題をめぐって意見交換を行いました。
27日に開催された2回目のハイレベル交渉で、キューバ側は「アメリカがキューバをテロ支援國家リストから削除することを求める」と伝えました。しかし、アメリカ側は「このことはまだ評価途中の段階で、國交正常化や大使館の再開などとは別の問題だ」としています。これを受けて、キューバ外務省のホセフィナ・ビダル・フェレイロ米國局長は當日「キューバのテロ支援國家リストからの削除は國交正常化の前提條件ではないが、キューバが注目する重要問題の一つだ」と強調しました。
(中國國際放送局)
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