【新華社南寧2月28日】広西省(広西チワン族自治區)東興市の辺民互市貿易區では、百艘近い小船が中越國境の河北侖河上を頻繁に往來し、東興の口岸(通関地點)の埠頭は東興の國境地帯の住民がベトナム・モンカイから購入してきた農業副産物でいっぱいだ。
東興は中國と東南アジアとの陸海が相連する唯一の口岸都市で、ベトナム・モンカイとは河一本を隔てただけで、広西省とベトナムの商業貿易、観光、文化交流の重要な窓口だ。2014年には、広西省の國境小額貿易の輸&&額は905億元に達し、前年同期比26.8%増で、広西省対外貿易の輸&&総額の36.3%を佔め、年次比率が初めて一般貿易を上回ったという。
南寧市稅関によるデータによると、今年1月、広西省の國境小額貿易の輸&&額は129億7000萬元で、前年同期比で50.2%増加した。國境貿易の急速な成長は広西省の対外貿易を助け逆張りの成長を実現させた。今年1月、全國の対外貿易の輸&&が前年同期比で低下した情況のもと、広西省の対外貿易輸&&総額は263億人民元に達し、28.3%増加して、逆張りの大幅成長を実現させた。
國境貿易の繁栄は広西省とASEANとの協力の縮図だといえる。南寧稅関の王雅冬副稅関長は、ここ數年、広西省とASEANとの経済貿易協力は一層頻繁になり、相互接続はますます緊密になっている。広西省南寧市から南へ向かうと、その沿道はベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールといった國點の「中國南寧・シンガポール経済回廊」に通じ、北へ構築した「蘭州-北海」通路は、インドシナ半島と西南・中南地區を貫く南北大通路を形成し、広西省の國家「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」戦略の中で有機的な接続の重要な門戸としての位置付けを打ち立てた。