【新華社シンガポール2月16日】シンガポール中華総商會は15日、シンガポールの中心街ビーチロードにある「日本佔領時期死難者人民記念碑」(市民戦死者記念碑とも呼ばれる)前で祭禮が開催され、第二次世界大戦でシンガポールが日本に佔領された期間に殺害された民衆を追悼した。
中華総商會が48年連続で祭禮活動を開催した。シンガポール政府、各國の駐シンガポール外交使節、シンガポール武裝部隊退役軍人、各宗教団體、犠牲者家族の代表及び學生代表ら計1,200人余りが同日の追悼式典に出席した。
シンガポール中華総商會の蔡其生會長は、新華社記者の取材を受けた際に、次のように述べた。歴史は良い教材であり、この追悼式典を通じて、青年世代が平和と自由を大切にするように呼びかけることを希望し、また、平穏な時にも災難を予想して備え、故郷を警護し、國家の安全を保障する重要性を理解することを望む。
1942年2月15日、シンガポール海峽殖民政府は、舊日本軍に無條件降伏し、シンガポールの3年6カ月にわたる日本佔領期間が始まった。初歩的な統計によると、5萬人以上のシンガポールの華人が同期間に舊日本軍に殺害された。1962年、シンガポールの多くの地域で、日本佔領時期に殺害された遺體が相次いで発見された。中華総商會は発見された犠牲者の遺體を埋葬し、1967年2月15日にシンガポールに「日本佔領時期死難人民記念碑」を建設した。
(新華網日本語)
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