內蒙古フフホト稅関部門によりますと、2014年中國のレアアースの総輸出量は2萬8000トンで、前の年に比べて27.3%増えましたが、総価格は23億元で、前の年に比べ35.6%減少したということです。
現在、中國のレアアースの最大輸出國は日本です。2014年、日本向けのレアアース輸出量は1萬2000トンに達し、総輸出量の42.9%を佔めています。また、総輸出量の32.1%を佔めるアメリカが2番目の輸出國となっています。
中國のレアアース総輸出量は大幅に増加していますが、輸出価格の下落に伴い、売り上げが減少しています。2014年末のレアアースの1トンあたりの平均輸出価格は8萬3000元で、前の年に比べ47.8%下がったということです。
フフホト稅関の関係者は、「2014年の中國産レアアースの輸出量が増加傾向にあった主な原因は、アメリカ製造業の景気回復に伴うレアアースの需要が増えたこととハイテク産業におけるレアアースの普及拡大による需要増加だ。しかし、世界におけるレアアースの過剰生産と川下の需要低迷が、価格の下落が続く主な原因となっている」と分析しています。
長い期間にわたり、中國は世界の90%以上のレアアースの需要を支えてきました。その內、內蒙古のレアアース埋蔵量は中國の87%を佔め、世界でも最大のレアアース鉱山を所有しているということです。
(中國國際放送局)
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