2015年2月2日、資本輸出國である中國だが、外資導入額が初めて米國を抜き世界トップに立った。中國は今や、外資にとって世界で最も魅力を備えたエコノミーとなった。北京商報が伝えた。
國際連合貿易開発會議(UNCTAD)がこのほど発表したグローバル投資情勢に関するモニタリング報告書によると、2014年、世界各國が海外から受け入れた直接投資額は、前年比8%減の1兆2600億ドル(約148兆円)。このうち、中國の外資導入額(銀行・証券・保険分野は含まず)は1196億ドル(約16兆円)、同1.7%増。中國は、外資導入額で初めて世界トップとなった。米國の2014年外資導入額は3分の2に激減、860億ドル(約9兆5000億円)にとどまり、首位から3位に落ちた。中國は、外資導入額が増加しただけではなく、その構造も絶え間なく合理化している。2014年、サービス業における外資導入額は全體の55.4%を佔め、製造業を22ポイント上回ると同時に、ここ4年の製造業の比率より高かった。サービス業は、外資導入の新たな成長スポットとなった。
中國商務部(省)の孫継文(スン・ジーウェン)報道官は、このような情勢について、以下の談話を発表した。
2014年、米國の通信大手ベライゾンが、英ボーダフォンを1300億ドル(約15兆3000億円)で買収したことで、同年の米國への外資導入額が860億ドルと大幅に減少した。だが、中國政府はここ數年、開放型経済の新體製作りを加速させ、対外開放をさらに拡大し、政府機能のモデルチェンジを推し進め、行政のスリム化と権限の委譲に重點を置いた各種改革を大點的に進めている。上海自由貿易區では、外資企業への參入前內國民待遇とネガティブリストによる管理方式を検討すると同時に、外資係企業の合法的権益の保護強化を図り、外資導入規模のレベルを高水準に保ち続けた。
(新華網日本語)
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