1.イタリア人には低効率、自由、いい加減といったイメージがある。仮にその通りならば、イタリア國內の紡績業や化學工業は、いかにして急成長を実現したのだろうか?多くの美食と巧妙な建築物が集まるイタリアは、文蕓復興の発祥地でもある。低効率なイタリア人が、その歴史においてこれほど多くの偉業を成し遂げたのはなぜだろうか?
2.思い込みの激しい人は、カナダ人はつまらないと考えがちだ。実際には寒冷地のカナダには、豊富で多彩なスポーツを楽しむ條件を持つ。そりすべり、カヌー、その他さまざまなスリル満點のスポーツが、カナダ人に愛されている。
3.フィリピンは貧しい第三世界の國であり、水道水も普及しておらず、アフリカとの違いは森林が多いことだけだというイメージがある。この偏見は正しくなく、世界のショートメールの都、アジアのブログの都とされるフィリピンには、非常に発達した通信技術がある。
4.「インド人はみな貧しく、偏狹で保守的」も長く存在している偏見だ。多くのインド人は貧困ラインを下回る生活をしているが、これはインドが世界で成長率が最も高い経済體の一つになることを妨げていない。世界のソフト強國と呼ばれるインドは、大量の映畫作品を発表していることでも知られている。
5.英國は「フーリガン」として世界に認識されているかもしれないが、少數のフーリガンによって英國人男性のすべてをフーリガンと考えるのは適切ではない。最新の調查データによると、毎年スウェーデンで発生しているサッカー関連の事件は、英國を大きく上回っている。
6.スペイン人に怠け者というレッテルを貼るのは大間違いだ。スペイン人には晝寢の習慣があるが、これは怠惰とは直接関連していない。一國の國民が勤勉か否かを最も良く反映するのは、経済面の成果だ。景気低迷が続く中、スペインは2.8%という経済成長率を維持している。
7.多くの映畫はアイルランド人を酔っ払いとして表現しているが、事実は異なっている。アイルランドは毎年7.7%の経済成長率を維持している。雇用を巡り激しい競爭が展開されている歐州で、アイルランドは高い教育水準により世界の製薬會社と金融機関から投資を受け、工場を誘致している。
8.米國人には開放的なイメージがあるが、保守主義的な面もある。例えば歐州諸國では裸の海水浴が珍しくないが、米國では極めて稀だ。同性愛者の結婚はカナダの各地で許可されているが、米國の多くの州は法律で明確に禁止している。
9.世界には中國の食文化に関する偏見が伝わっており、中國人が食べない四本足のものはテーブルだけだという極端な説もある。実際には、どの國にも獨自の食文化がある。中國の食文化にも、同じようにタブーが存在する。
10.フランス人には傲慢というイメージがあるが、これはあまり他人に笑顔を見せないからかもしれない。しかしこれには文化の原因があり、フランス人が傲慢であるわけではない。世界3位の支援國であるフランスは、頻繁に貧困國に支援の手を差し伸べている。これはフランス人の友好的で善良な心を十分に表している。
(チャイナネット)
推薦記事:
日本の世論、安倍首相の「村山談話」修正の企てに懸念を表す
安倍首相、「村山談話」の修正を暗示