【新華社蘭州1月7日】新年早點甘粛省の皮革商人、馬建義さんは數人の仲間を集め、共に蘭州新區総合保稅區で基地二基を投資・建設し、彼の「シルクロード」のビッグビジネスを実施し始めた。
今年の62歳になる馬建義さんは皮毛製品の商売に従事してすでに30年になる。馬建義さんの甘粛省天水市張家川回族自治県の皮革工場で生産される製品も業界で評判が高く、広州など南方の市場での売れ行きは良好で、毎年1000萬元以上の収入があるという。
しかし、「新シルクロード経済ベルト」戦略の提起に伴って、馬建義さんのような頭の回転が早い西部商人は、「國內販売」から「輸出」への転換を決意した。これまでの2年間、馬建義さんはキルギスなどの中央アジア諸國へ赴いて何度も考察を行い、また現地の高官や商人を中國へ招いて交渉を行ってきた。馬建義さんは、國內の皮革産業で大量に不足しているロバの皮などの原料は、中央アジア諸國では供給が豊富だが、西北地域のハラール食品(イスラム教の教えに則った食品)は中央アジア・西アジア諸國の人點にたいへん人気があることが分かった。
最終的な馬建義さんの頭の中の「國際貿易」路線図がしだいにはっきりしてきた。中央アジア諸國に買い付け地點と皮革工場を設立し、それから皮革の半製品を國內へ運び、皮靴、バッグ、レザー服などの革製品に加工して、中央アジアやロシアなどの國に輸出・販売する。もう一方で、方法を講じて國際的なハラール食品の認証を獲得し、西北地域のハラール食品をシルクロード沿線の諸國へ輸出する。
現在建設中の蘭州新區総合保稅區は馬建義さんの「シルクロードの夢」の実現を支援する見通しだ。蘭州新區に革製品の生産基地とハラール食品の食品加工基地を建設すれば、優遇な稅政・為替政策や貿易の利便化措置を享受できる。
蘭州新區は我が國の北西地域に設立された初の國家級新區だ。2014年7月、國務院が正式に蘭州新區総合保稅區の設立を許可し、上海、浙江省・洋山保稅港區と同等な稅政・為替政策を與えた。建設の強化を通して、蘭州新區総合保稅區は2015年6月、通関後の稅関による封鎖管理の運営を実現させる計畫だという。
現在、蘭州新區総合保稅區は中央アジア・西アジアなどのシルクロード沿線諸國の対外貿易ニーズに狙いを定め、すでに対中央アジア・西アジア諸國の輸出業務を行う企業數十社の総合保稅區における投資・建設を引きつけており、そのうち対外貿易の物流や輸出加工の二大種別が含まれ、石油化學、設備製造、新材料、生物醫薬、電子情報、現代農業、現代物流業の倉庫サービスといった多種の産業に及んでいる。
総合保稅區がまだ建設中だと言うなら、蘭州區新區に位置する設備製造産業園區の蘭石集団はすでに「西へ(中國語で『走西口』)」の実質的な足取りを踏み出したといえる。蘭石集団の楊建忠會長から見れば、シルクロード沿線諸國は「市場のニーズが高く、潛在力で満ちている」で、國內の裝備製造業に「新たなチャンス」をもたらす見込みだ。
蘭州新區の郭智強黨工委員會副書記は、蘭州新區は現在「新シルクロード経済ベルト」のチャンスを存分に利用して、我が國の西へ向けての開放の重要な戦略的プラットフォームとなるよう建設を強化しているところだ。総合保稅區などの開放のキャリヤーを頼りに、蘭州新區は我が國內陸部の集散輸&&の中心、産業集積地および中央アジア、西アジア地域の戦略的経済の中心都市になるだろうと述べている。
(新華網日本語)
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