上海の古剎、靜安寺を訪ねて

上海の古剎、靜安寺を訪ねて

新華社 | 2025-12-24 11:41:15

靜安寺・阿育王柱の頂部にある獅子の彫刻。阿育王柱の高さは18メートル、直徑2・1メートル、重さ160トンで、一つの花こう岩を彫刻している。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

 【新華社上海12月24日】中國上海市靜安區南京西路に、上海を代表する寺院の一つ、靜安寺がある。起源は三國時代東呉の赤烏10(247)年にさかのぼるとされ、當時は「滬瀆(ことく)重元寺」と呼ばれた。北宋の大中祥符元(1008)年に靜安寺と改名され、南宋の嘉定9(1216)年に呉淞江のほとりから現在の地に移った。市內最古の仏寺の一つでもある。1998年に改修され、建築面積は2萬2千平方メートルに及ぶ。靜安區の名稱も同寺に由來する。

靜安寺・大雄寶殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は釈迦牟尼仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

 國際都市上海の伝統と現代の不思議な共存を象徴しており、金色に輝く壯麗な建築と際立った立地が強い存在感を放っている。

 市中心部の繁華街に位置し、古さと新しさ、靜けさとにぎわいの対比が強い視覚効果をもたらす。上海の伝統と現代の融合が體験できる場所であり、宋代の様式を模した建物は、ミャンマー産のチーク材や銅の瓦、金色の屋根など貴重な素材をふんだんに使い、陽の光を浴びて輝く姿から「黃金寺院」とも呼ばれる。

靜安寺の大雄寶殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・靜安寶塔頂部の塔剎(とうさつ)。青銅製の金剛寶座塔で、表面に金箔が施されている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の山門殿(左)と鼓樓。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・牟尼殿の屋根に施された象の彫刻。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の外観。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・牟尼殿に安置されている釈迦牟尼(しゃかむに)仏坐像。高さ3・87メートル、重さ11トンで、ミャンマー産白玉に彫られている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿の正面の壁に施された木彫裝飾。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿東南角の柱。木の瘤(こぶ)や枝が殘る。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

純銀15トンで鋳造した靜安寺・大雄寶殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿前の広場に立つ白銅製の福慧寶鼎。重さ15・5トン、高さ10・23メートルで、銘文に靜安寺の歴史が記されている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿東側の観音殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿東南角の柱。木の瘤(こぶ)や枝が殘る。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は阿彌陀仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・観音殿に安置されている観音菩薩像。高さ6・2メートル、重さ5トンで、1本の樹齢千年のクスノキに彫られている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿裏の法堂。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の境內。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿の屋根の棟に施された「法輪常転」の彫刻。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の山門。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は薬師仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の鐘樓。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の外観。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

純銀15トンで鋳造した靜安寺・大雄寶殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺・大雄寶殿西側の牟尼(むに)殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

靜安寺の山門東側に立つ阿育王柱。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)

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