
中國外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月24日】中國外交部の林剣(りん・けん)報道官は24日、福井県敦賀市で廃爐作業中の新型転換爐「ふげん」で23日に放射性物質を含む水が漏れたことに関し、日本の原子力施設の稼働狀況や運用・保守能力、原子力安全に関する監督體制などに深刻な欠陥があることを再び明らかにしたと指摘し、原子力安全に対する責任を確実に果たすよう求めた。
林氏は次のように述べた。中國は日本に対し、福島原発事故の教訓を十分にくみ取り、原子力安全に対する責任を確実に果たすとともに、狀況について速やかに説明し、必要な措置を講じるよう求める。また、原発の廃爐や放射性廃棄物の処理を適切に進め、國際的な監督を自発的に受け入れることで、國際社會の懸念を緩和するよう促す。今回の件は、福島原発汚染水の海洋放出管理や関連設備の運転狀況について、國際社會が引き続き包括的な監督とモニタリングを引き続き強化し、海洋環境の安全を守る必要があることを改めて示している。