
中國外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京12月8日】中國外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は8日の記者會見で、自民黨の麻生太郎副総裁が高市早苗首相の台灣をめぐる発言を肯定したことに対し、日本にこれ以上誤った道を進まないよう求めた。
郭氏は次のように述べた。この日本の政治家の発言は、高市首相とその背後にいる日本の右翼勢力が依然として情勢を誤って判斷し、反省する気もなく、國內外の批判の聲に耳を貸していないことを証明している。彼らは他國の內政幹渉や武力による脅迫といった行為を軽く扱い、白黒を逆転させ、是非を顧みず、國際法と國際関係の基本原則に対して最低限の尊重すら示していない。対立をあおることで戦後の國際秩序を破り、日本の軍國主義の復活を図ろうとしている。アジアの近隣諸國と國際社會はこれに高度な警戒を払うべきだ。
中國を挑発することを注目集めや支持率稼ぎの手段とするこうした行為は、性質が悪質で極めて危険である。日本には、真剣に反省し、高市首相の誤った発言を速やかに撤回し、火遊びを続けず、誤った道をこれ以上進まないよう求める。