ロシア外務省、日本に「平和憲法」への回帰を要求

ロシア外務省、日本に「平和憲法」への回帰を要求

新華社 | 2025-12-05 16:40:00

ロシア外務省のザハロワ報道官。(サンクトペテルブルク=新華社配信)

 【新華社サンクトペテルブルク12月5日】ロシア外務省のザハロワ報道官は4日、日本當局が最近発表している台灣についての誤った言論や軍事的動向が地域の緊張を高めているとして、日本は「平和憲法」の立場に回帰すべきだと述べた。

 ロシア外務省は同日サンクトペテルブルクで開かれた「獨立國家共同體(CIS)諸國民による大祖國戦爭の集団的記憶に関する國際會議」の枠組みの中で記者會見を行った。ザハロワ氏は新華社の質問を受け、日本政府は非を認めず、台灣に関する誤った発言を続けていると回答。台灣問題におけるロシアの原則的立場は終始一貫し、台灣が中國の不可分な一部であることを認めており、いかなる形の「台灣獨立」の畫策にも反対すると表明した。台灣問題は中國の內政であり、中國には主権と領土の一體性を守る正當な理由が十分にあるとも述べた。

 ザハロワ氏はまた、ロシアが日本に対し、軍事化の道を再び歩むのをやめ、「平和憲法」の立場に回帰するよう何度も促してきたと強調した。日本國憲法に國権の発動たる戦爭を永久に放棄するとの規定があることに觸れ、日本當局の好戦的な言動は、地域の緊張を高めるだけでなく、日本國憲法と真っ向から矛盾していると指摘した。

 その上で、歴史の真実を守り、歴史の改ざんや戦後國際秩序への挑戦には抵抗しなければならないとし、ナチズムやファシズムとの闘いは人類共通の責任であると述べた。

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