
【新華社ドゥシャンベ11月23日】キルギス、ウズベキスタン、タジキスタンを19~22日の日程で歴訪した中國の王毅(おう・き)共産黨中央政治局委員・外交部長は、訪問を終えた後、メディアの取材に応じた。
王毅氏は次のように表明した。核心的利益に関わる問題で互いを揺るぎなく支持し合うことは、中國と中央アジアが築く運命共同體の當然の在り方である。中國は中央アジアの平和と安定、発展の揺るぎない支持者、有力な擁護者となる。われわれは中央アジア諸國への內政幹渉に反対し、いかなる者、いかなる勢力であれ分裂や動揺を引き起こすのを斷じて許さない。私は3カ國の外相に中國の台灣問題に関する原則的立場を説明し、中國の核心的利益を公然と侵害し、第2次世界大戦後の國際秩序に挑む日本の現職指導者による誤った言動を明らかにした。3カ國は、世界に中國は一つしかなく、台灣は中國領土の不可分の一部であり、いかなる形の「台灣獨立」にも反対し、中國政府が國家統一の実現に向けて行うあらゆる努力を斷固支持すると明確に強調した。この集団的な発信は時宜を得たものであり、台灣問題における中國の正當な立場を支持するとともに、國際関係の基本準則を擁護し、「一つの中國」原則が國際社會の揺るぎない普遍的な共通認識であることを改めて示した。
今年は中國人民抗日戦爭と世界反ファシズム戦爭の勝利から80年の節目に當たる。日本が當時「盜み取った」台灣を中國に返還することは、カイロ宣言やポツダム宣言、日本の降伏文書など一連の國際文書に明確に規定されている。これは否定することのできない第2次世界大戦の勝利の成果であり、日本が敗戦國として履行し続けるべき國際義務でもある。今年という重要な年に日本が最もしなければならないのは、台灣を侵略し、植民支配した歴史を深く反省し、軍國主義が犯した戦爭犯罪を深く反省し、台灣問題と歴史問題で規範を守り、言動を慎むことである。しかし驚くことに、日本の現職指導者は台灣問題への武力介入を示唆する誤ったシグナルを公然と発し、語るべきでないことを語り、觸れてはならないレッドラインを越えた。中國は斷固たる反撃を加えなければならない。これは中國の主権と領土の一體性を守るだけでなく、血と命によって勝ち取った戦後の成果を守り、國際的正義と人類の良識を守ることでもある。
中國人民は平和を愛し、隣國との善隣関係を重視してきたが、國家の主権と領土の一體性に関わる重要な是非の問題では、いかなる妥協も譲歩も決して行わない。日本政府は中日間の四つの政治文書で台灣問題に関し厳粛な約束をしている。それは國際法上の効力を持ち、曖昧化や曲解の餘地は全くない。どの政黨が政権を擔おうと、どの政治家が指導者となろうと必ず守らなければならない。人は信義なくして立つことはできず、國家も信義なくして立つことはできない。中國は日本に対し、誤りを早急に反省し、改めるよう促す。誤りに固執し、非を認めないことがあってはならない。日本が獨斷専行して誤りを重ねるなら、正義を重んじるすべての國と人民には日本の歴史的罪行を改めて清算する権利と日本の軍國主義の復活を斷固阻止する責任がある。