21日、東京の首相官邸前で高市氏の台灣発言に抗議する集會に參加する人點。(東京=新華社記者/賈浩成)
【新華社シドニー11月22日】オーストラリア市民黨のロバート・バーウィック全國委員長が20日、新華社の取材に応じ、日本の高市早苗首相による最近の発言は極めて破壊的で、日本の安全保障に無益であるばかりか、地域全體の安全も損なうとの見方を示した。
バーウィック氏は、高市氏は長年にわたり日本の平和憲法の形骸化を企てており、首相就任後も同様の姿勢を続けていると指摘した。第2次世界大戦中に中國、オーストラリア、朝鮮半島など多くの國や地域の人點に対し殘虐行為を行った日本の戦犯に同情を示しており、発言は地域の安全にとって非常に破壊的だと述べた。
また日本が自國の侵略行為をしばしば「自衛」と稱してきたことは歴史が証明していると強調。「九・一八」事変(柳條湖事件)を例に挙げ、「日本軍は中國東北部の鉄道線路を自ら爆破し、それを口実に脅威を主張して中國に侵略した。中國侵略日本軍は民間人に対し、悪名高い731部隊による人體実験を含む極悪非道な罪を犯した」と述べた。
バーウィック氏は、日本國內で右翼的で過激なナショナリズムと軍國主義が&頭しており、高市氏の発言は中日関係を大きく損ない、地域の経済関係や將來の協力にも影響を及ぼしているとの考えを示した。日本が第2次大戦中にオーストラリアのダーウィンやタウンズビルを空爆し、オーストラリア人捕虜を虐待したことにも言及し、高市氏の発言と日本による殘虐行為を否定する態度に警戒すべきだと呼びかけた。