
重慶市で最初に都市再開発が進められた竜門浩老街・下浩裏を散策する人點。(2024年7月28日撮影、重慶=新華社記者/黃偉)
【新華社北京11月21日】中國住宅・都市農村建設部建築省エネルギー・科技司の張雁(ちょう・がん)副司長は、新華社が20日に配信した経済討論番組「中國経済円卓會議」で、都市再開発をより重視し、「良い住宅、良い居住區、良い社區(コミュニティー)、良い市街區」という「四つの良い建設」を體系的に推進するべきだと述べた。人點の質の高い生活や新たな業態・産業の発展のために空間的基盤を提供し、質の高い都市発展を力強く支えることが必要だと強調した。
これまでに、全國297の地級市(省の県の間の行政単位)以上の都市と152の県級市で、都市の全面検查が実施された。今年は住宅300萬棟余り、居住區約18萬カ所、社區3萬カ所余り、市街區3800カ所余りを調查し、課題と改善策のリストが作成された。
張氏は、①既存建築物の改修・活用の強化②都市の古い居住區の整備・改修の推進③完整社區(完結型コミュニティー)」の建設促進④老朽化した市街區や工場エリア、「城中村(都市開発の過程で取り殘された古い村落)」などの再開発・改修推進⑤都市機能の向上⑥都市インフラの整備・改修の強化⑦都市生態係の修復⑧歴史・文化の保護・継承など任務の実施⑨一連の民生・安全・発展プロジェクトの統一的実施-の重點任務を挙げた。張氏は、これらの取り組みを通じて、人點のために質の高い生活空間を創出していくと述べた。