10日、江蘇省南通市にある順豊速運(SFエクスプレス)の興東転送センターの宅配便スマート仕分けラインで働くスタッフ。(南通=新華社配信/翟慧勇)
【新華社北京11月21日】中國國家郵政局発展研究センターは18日、「世界宅配発展報告(2025)」を公表し、24年の國內宅配便取扱件數が前年比21・5%増の1750億8千萬件となり、市場規模が11年連続で世界首位を維持したと発表した。売上高は13・8%増の1兆4033億5千萬元(1元=約22円)に上り、月間取扱件數が100億件規模に拡大した。
同センターによると、世界の國內総生産(GDP)に佔める宅配便売上高の割合は、22年の0・56%から24年には約0・58%に上昇し、経済成長を支える役割が強まっている。電子商取引(EC)の拡大を背景に、宅配サービスは消費と物流を支える基盤となっており、1人當たりの年間宅配利用件數は33件で、前年比16・0%増だった。
報告では、24年の世界宅配便取扱量は前年比17・5%増の2679億件、売上高は14・1%増の約4兆6037億元だったとし、25年は取扱量が3千億件を超え、売上高も5兆元を突破する可能性があると予測している。