山東省の煙&港で輸出を待つ中國産自動車。(9月14日、ドローンから、煙&=新華社配信/唐克)
【新華社北京10月18日】中國國家統計局の王冠華(おう・かんか)國民経済総合統計司副司長は17日、新華社が配信した経済討論番組「中國経済円卓會議」で、2021~24年の世界経済成長への中國の年平均寄與率が約30%を維持し、中國経済が世界にとって最も安定的で信頼できる原動力となっているとの見解を示した。
17日、中國経済円卓會議で発言する國家統計局國民経済総合統計司の王冠華副司長。(北京=新華社記者/殷剛)
王氏によると、中國は第14次5カ年規畫(2021~25年)期間、年平均4・7%増のエネルギー消費で年平均5・5%の経済成長を支えた。単位GDP當たりのエネルギー消費は累計11・6%減少し、世界で最もこの減少速度が速い國の一つとなった。「生態文明」を実踐する中國は「汚染してから対策する」という従來型の発展モデルを脫し、世界の気候変動対策とグリーン転換に大きく貢獻している。
上海市浦東新區自由貿易試験區臨港新片區(エリア)の滴水湖畔に立つ西島中銀金融センター。(2024年8月14日、ドローンから、上海=新華社記者/方喆)
中國はグローバルなイノベーションの発信地になりつつある。イノベーション指數では初めて世界トップ10入りを果たし、ここ十數年で革新力が最も急速に向上した國・地域の一つとなった。人工知能(AI)、ロボット、バイオ醫薬品などの新産業の急速な成長と、中國産業のバリューチェーンにおける高度化は、世界の新興産業の発展に向け、技術と市場の両面で新たな手本を示している。
14日、吉林省公主嶺市の田んぼで稲を収穫する米兜栽培農民専業合作社(協同組合)の農機。(ドローンから、公主嶺=新華社記者/張楠)
王氏はさらに「世界第2の経済大國である中國は、世界経済と深く融合し、相互に影響し合っている。第14次5カ年規畫期間における経済社會の目覚ましい発展は、國際的にもさまざまな意義を持つ」と述べた。