新華社の取材に応じるカンボジアのイン・カンタパビ女性問題擔當相。(9月26日撮影、プノンペン=新華社配信)
【新華社プノンペン10月11日】カンボジアのイン・カンタパビ女性問題擔當相はこのほど、首都プノンペンで新華社の取材に応じ、近く北京で開催される世界女性サミットは関連事業の発展に新たな原動力をもたらす重要な機會になるとの考えを示した。
イン氏はサミット出席のため北京訪問を予定しており、「今回は過去30年間における世界の女性事業発展の成果を振り返るだけでなく、約束を再確認する機會でもあり、今後の協力と革新を促進し、リーダーシップを示す場となるだろう」と述べた。
また、女性のエンパワーメント推進で中國が遂げてきた目覚ましい進歩に深い感銘を受けたとし、中國はジェンダー平等の促進を重視し、デジタル技術や人工知能(AI)の発展、科學教育分野における女性のリーダーシップ向上に盡力しており、「イノベーターや変革の擔い手としての女性の潛在力を引き出すもので、カンボジアにも大いに示唆を與えてくれる」と語った。
新華社の取材に応じるカンボジアのイン・カンタパビ女性問題擔當相。(9月26日撮影、プノンペン=新華社配信)
イン氏は過去30年間にわたり中國が世界のジェンダー平等推進に果たした貢獻は計り知れないと考えている。1995年に國連の第4回世界女性會議が北京で開催されて以來、中國は常に「北京宣言」と「行動綱領」の趣旨と精神を堅持し、世界中のパートナーの能力構築を支援してきた。特に180以上の國と地域で20萬人以上の女性人材を育成し、世界の女性のリーダーシップや専門知識、分野橫斷的な革新力の向上に寄與してきた。
一方、グローバルサウス諸國で女性事業は依然として厳しい課題に直面していると指摘。中國が提起するグローバルガバナンス・イニシアチブは、國際協力の強化と包摂的な発展の促進に向けたタイムリーな枠組みを提供しており、グローバルサウス諸國が連帯と革新、共同のリーダーシップを通じて課題の解決策を共に見いだし、女性のエンパワーメントを推進できると信じていると述べた。