【新華社ラサ2月7日】中國西蔵自治區の消費市場は2025年春節(舊正月)連休期間(1月28日~2月4日)、活況を呈した。重點モニタリング対象となる商業企業35社の売上高は前年同期比7・8%増の3859萬1700元(1元=約21円)に上った。飲食、小売り、観光など主要分野の需要は旺盛で、消費は引き続き好調だった。自治區商務庁のデータで分かった。
ヒトとモノの流れは好調な消費を支えた。連休期間の民間航空旅客數は延べ13萬6197人、貨物・郵便物取扱量は304・3トンとなった。

1月28日、ラサのショッピングセンターで文創(文化クリエーティブ)商品を選ぶ観光客。(ラサ=新華社記者/蔣夢辰)
住民の所得増が消費をけん引した。24年の1人當たり可処分所得は前年比8・2%増の3萬1358元だった。消費者のニーズは高度化し、消費分野もレジャー・観光、運動・フィットネスなどに拡大しつつある。
自治區で春節を過ごす観光客が増えた。自治區文化・観光庁によると、連休期間の國內外からの観光客數は16・6%増の238萬1200人、観光関連支出は13・7%増の19億4500萬元となった。オンライン旅行大手の攜程集団(トリップドットコム)によると、ラサ、上海、成都(四川省)、北京、広州(広東省)からの観光客が最も多かった。