新華社が選んだ2024年の國際十大ニュース

新華社が選んだ2024年の國際十大ニュース

新華社 | 2024-12-31 19:12:38

   9月5日に北京市の人民大會堂で開催された中國・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)サミット開幕式の會場に向かう習近平氏と各國首脳。習近平氏は開幕式で基調演説を行った。(北京=新華社記者/黃敬文)

   【新華社北京12月31日】中國の新華社は30日、2024年の國際十大ニュースを選び、発表した。十大ニュースは次の通り。

   1、中國の首脳外交が新たな章描く

   中國の習近平(しゅう・きんぺい)國家主席はこの1年、「平和共存5原則」70周年記念大會、中國アラブ諸國協力フォーラム、中國アフリカ協力フォーラム北京サミットに出席したほか、歐州、中央アジア、BRICS、ラテンアメリカの國點を訪問するなど、國內外のさまざまな舞&で首脳外交を展開した。各國の指導者や要人との戦略的な意思疎通を深め、各國の人點に向けた友好事業も推進。世界は100年來の変動を迎える中、首脳外交は、新時代における中國の特色ある大國外交を率い、大局的な視點と責任感を示すとともに、平和的発展と協力ウィンウィンという時代の潮流を導いている。

   北京航天飛行制禦センターのモニターに映された「嫦娥6號」が月の裏側の土壌試料を採取する様子。(6月4日撮影、北京=新華社記者/金立旺)

   2、月裏側の「サンプルリターン」実現 人類初

   5月3日に打ち上げられた中國の月面探查機「嫦娥6號」が6月25日、月の裏側から採取した試料と共に地球に帰還し、人類初の月裏側からの「サンプルリターン」を成功させ、月裏側の地質理解における空白を埋めた。

   ベルギーのブリュッセルで行われた歐州議會選挙の暫定結果。(6月10日撮影、ブリュッセル=新華社記者/趙丁喆)

   3、歐州の複數の國で政局が変化

   歐州では、経済や生活などで人點が抱える不満を利用し、極右勢力が&頭している。6月に行われた歐州議會選挙では右翼・極右政黨が議席を伸ばし、內外の圧力にさらされた複數の國で政局が変化している。

  米ワシントンで行われた記者會見に出席した米連邦準備制度理事會のパウエル議長。(9月18日撮影、ワシントン=新華社記者/胡友松)

   4、米FRB利下げで新たな金融緩和スタート

   米連邦準備制度理事會(FRB)は9月18日にフェデラルファンド金利を50ベーシスポイント引き下げを発表し、新たな金融緩和サイクルをスタートさせた。11月と12月にそれぞれ25ベーシスポイントの利下げを実施。歐州中央銀行(ECB)など主要中央銀行も金融政策を調整している。

   スペインのバルセロナで行われた「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2024」で、深圳伝音控股(トランシオン)傘下のスマホブランドTECNOのブースを見學する來場者。(2月26日撮影、バルセロナ=新華社記者/高靜)

   5、AIがイノベーションの原動力に

   今年のノーベル賞は、人工知能(AI)に欠かせない機械學習の基礎となる発見をした研究者が物理學賞を、タンパク質の構造を予測するAIモデルを開発した研究者が化學賞を受賞した。AIは今や科學研究イノベーションの重要なツールとなっている。中國は國連総會で、AI能力構築における國際協力強化に関する決議の採択を推進し、世界のAI発展とガバナンスに知の貢獻を果たした。

   主要新興國BRICSが招待國などを加えてロシア・カザンで開いた「BRICSプラス」首脳対話で記念撮影する各國の首脳や代表、國際機関の責任者。中國の習近平國家主席が出席し、「グローバルサウスの盛んな力を結集 人類運命共同體構築を共に推進」と題する重要演説を行った。(10月24日撮影、カザン=新華社記者/姚大偉)

   6、「大BRICS協力」がグローバルサウスけん引

   第16回BRICS首脳會議が10月22~24日にロシアで開かれ、「大BRICS協力」が本格的に始動した。習近平主席はこの1年、グローバルサウスの開放的で包摂的な協力を提唱し、グローバルサウス協力を支援する八つの取り組み、アラブ諸國との「五つの協力枠組み」、中國とアフリカによる現代化のための十大パートナーシップ行動、グローバルな発展の支援に向けた八つの行動を打ち出した。中國はグローバルサウスの団結と自立の推進に向けた貢獻を続けている。

   ロシア・モスクワ州のラメンスコエで撮影された、ドローンによる攻撃で被害を受けた建築。ボロビヨフ・モスクワ州知事は9月10日、同州が同日未明にドローンによる攻撃を受けたと述べた。ウクライナ空軍はロシア軍が同日未明にウクライナにミサイル2本と攻撃型ドローン46機を発射したと発表した。(9月10日撮影、モスクワ=新華社配信)

   7、長引くウクライナ危機でロシアと西側の対立激化

   ウクライナは11月19日、初めて米國製ミサイルでロシア領奧深くを攻撃した。ロシアは同日、核抑止基本政策を改定した。この1年、ウクライナ軍はロシア本土を急襲し、ロシア軍はウクライナ東部で攻勢を強めた。米國などの西側諸國は引き続きウクライナに武器を供與しており、ロシアと北大西洋條約機構(NATO)との対立がさらに激化している。

   國連教育科學文化機関(ユネスコ)がパラグアイの首都アスンシオンで開いた無形文化遺産登録に関する政府間委員會で放映された春節に関する映像。(12月4日撮影、アスンシオン=新華社記者/朱雨博)

   8、春節が無形文化遺産に 中國文化の影響力示す

   國連教育科學文化機関(ユネスコ)は12月4日、「春節-中國人の伝統的な新年を祝う社會実踐」を無形文化遺産に登録した。今年はさらに北京中軸線が世界文化遺産に登録され、中國が提案した「文明間対話の國際デー」制定も國際社會で一致して支持されるなど、中國文化の世界的影響力が高まり続けた。

   シリアの首都ダマスカスで撮影された爆発後の煙。(12月8日撮影、ダマスカス=新華社配信)

   9、シリア反政府武裝勢力がアサド政権を転覆

   シリアでは12月8日、「シャーム解放機構」などの反政府武裝勢力がアサド政権を転覆させた。シリア情勢の急変は地域諸國や域外の大國による激しい主導権爭いを引き起こし、中東地域の情勢にさらなる不確実性をもたらしている。

   ガザ地區で炊き出しに集まったパレスチナの子どもたち。(12月23日撮影、ガザ=新華社配信)

   10、パレスチナ・イスラエル紛爭で地域の緊張高まる

   イスラエルによるガザ地區での軍事行動で死亡したパレスチナ人は12月16日までに4萬5千人を超えた。新たなパレスチナ・イスラエル紛爭勃発後、レバノンやイランとイスラエルの間で、また紅海地域でも緊張が高まっている。米國は、國連安全保障理事會でのガザ停戦に関する決議案をかたくなに妨害し、國際社會から強い非難を受けた。

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