【新華社バンコク11月25日】タイ南部のパンガー県で20、21両日、中國とタイのマングローブ林生態保護に関する活動が行われ、両國の自然資源、海洋部門の代表者60人余りが參加した。
20日、タイ・パンガー灣國立公園で取材に応じる同國の海洋・海岸資源局マングローブ第三研究発展センターのオンニチャ主任。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)
両國の代表がパンガー灣國立公園で中國・タイマングローブ林共同保護モデル區設立の除幕式を行った。パンガー灣沿岸に位置する面積311ヘクタールのモデル區では、両國海洋部門がマングローブ林の脆弱(ぜいじゃく)性評価や生態係修復のギャップ分析、自然教育、マングローブ林の植林などを実施して、恒常的な協力體制を確立し、マングローブ林の保護や修復で深い協力と交流を展開する。
マングローブ林は海水の浄化や防風、消波、炭素の固定化と貯蔵、生物多様性の維持と保全などの面で重要な役割を擔う。同國立公園はタイ國內で規模が大きく、保存狀態が良好なマングローブ林生育區域の一つである一方、ここ數年は保護が課題にもなっていた。
タイ海洋・海岸資源局マングローブ林第三研究発展センターのオンニチャ主任は、同國がここ數年マングローブ林の保護を強化しているものの、依然多くの課題に直面しており、中國が持つマングローブ林の保護と修復技術の豊富な経験から學ぶことができると強調。地元の政府や地域社會は中國による支援と協力に心から感謝しており、今後より多くの分野で協力が進むことを期待していると述べた。
中國自然資源部第一海洋研究所の叢柏林(そう・はくりん)副研究員は、両國が深い協力を通じて政策の立案や技術開発、人材育成など多くの面で連攜を強化し、マングローブ林の保護と修復を共同で推進していくと述べた。
20日、タイ・パンガー灣國立公園でマングローブを植樹する生徒ら。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)
20日、タイ・パンガー灣國立公園で、中國・タイマングローブ共同保護モデル區設立の除幕式に參加した両國の代表者。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)
20日、タイ・パンガー灣國立公園で取材に応じる中國自然資源部第一海洋研究所の叢柏林副研究員。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)
20日、タイ・パンガー灣國立公園でマングローブを植樹する生徒ら。(パンガー=新華社記者/孫瑋彤)