【新華社杭州10月11日】カザフスタンデジタル開発・イノベーション・航空宇宙産業省のジャスラン・マディエフ大臣はこのほど、新華社の書面インタビューに応え、「第3回世界デジタル貿易博覧會は世界のデジタル経済強國と経験を交流し、カザフスタンと中國の経済関係を開拓する重要な機會だ」との見解を示した。
第3回世界デジタル貿易博覧會は9月25~29日にかけて中國の浙江省杭州市で開催され、カザフスタンとタイが主賓國を務めた。マディエフ氏は「中國との協力を深め、國內市場とクロスボーダー貿易の成長を促進していきたい」との考えを示し、次のように述べた。
カザフスタンは博覧會の主賓國を務めたことを光栄に思っている。これはデジタル経済とデジタル貿易の分野における國際協力強化に向けたわれわれの努力を示す重要な機會だった。われわれは今回の博覧會をカザフスタンのデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展狀況を展示し、革新的なソリューションを提供し、國際協力を探るほかに無い機會だと見なしている。
デジタル貿易に重點を置き、経済とイノベーションに関する交流を継続することがきわめて重要である。中國は物流やフィンテック、電子商取引(EC)など先進技術の開発と実踐において豊富な経験を持つ。カザフスタンには戦略的な地理的優位性があるほか、イノベーションに積極的で、中國企業が中央アジアと歐州市場を開拓する上で重要なパートナーになれる。
カザフスタンは新たな物流センターの建設やデジタル技術を活用した物流管理の面で中國との協力を強化する必要がある。これは貿易プロセスを加速し、顧客サービスの質を高めるのに役立つ。
中國はデジタル技術とイノベーションで世界をリードしていることを見られ、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、ブロックチェーン、ビッグデータなどの分野で驚くべき成果を挙げている。カザフスタンはデジタルインフラの発展を積極的に推進し、デジタル化や行政サービス、情報技術の発展などの面で大きな進展を遂げており、中央アジア諸國の先頭に立つ。
中國が提唱する「一帯一路」共同建設構想の枠組下でデジタル一體化を進めることで、同構想の參加國はデジタル経済の流れにより素早く適応できるようになる。これは変化の激しいグローバル市場において特に重要であり、カザフスタンにとっては、中國やほかの國との電子商取引(EC)やデジタル金融、AI、ビッグデータ技術などの分野での協力が一層強まることを意味する。