
重慶市石柱トゥチャ族自治県六塘郷に立つ風力発電機。(1月10日、ドローンから、重慶=新華社記者/黃偉)
【新華社北京9月5日】中國共産黨が7月の第20期中央委員會第3回全體會議(3中全會)で採択した「改革のさらなる全面深化と中國式現代化の推進に関する中國共産黨中央委員會の決定」について、重要な用語を解説する。第25回は「カーボンフットプリント」。
▽「決定」の原文
グリーン(環境配慮)で低炭素な発展のメカニズムを整備する。(中略)二酸化炭素(CO2)排出統計・算定システム、カーボンラベル認証制度、カーボンフットプリント管理體系を構築し、CO2排出権市場取引制度、溫室効果ガス自主的排出削減取引制度を整備し、CO2排出量のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ着実に推進する。(「決定」第12章「生態文明體制改革の深化」より)
▽用語解説
カーボンフットプリントとは、特定の対象が一定期間に直接、間接的に排出または除去した溫室効果ガスの総和を指し、CO2で換算する。特定の対象には個人、組織、國、製品などがある。カーボンフットプリントは環境に対する人間活動の影響を反映し、溫室効果ガス排出削減を実現するための參考になる。ここ數年は、一部の國の政府がカーボンフットプリントの管理を気候変動対応の政策ツールにしようと試みており、うち製品のカーボンフットプリントは最も広く用いられている。中國のカーボンフットプリント管理システムの構築を加速させることは、グリーンで低炭素なサプライチェーン、生産・生活方式の形成促進につながり、カーボンフットプリント活動の國際的な交流と相互信頼を増進し、CO2排出量のピークアウトとカーボンニュートラルの実現を後押しする。