ベナン・パラクー市のベルシテ村で、自宅の畑で働く農家の人。(5月25日撮影、パラクー=新華社記者/李亜輝)
【新華社コトヌー6月26日】アフリカのベナンの都市パラクーは綿花の重要な生産地の一つで、綿花栽培が地元農家の主な収入源となっている。同市では2013年より中國によるベナンの綿花技術支援プロジェクトが行われ、すでに3回実施されている。この十數年、中國の専門家が地元の狀況に応じて綿花の育種や栽培技術の実証・普及、農業人材の養成、農業機械の技術指導を行い、綿花の収量と品質を大幅に引き上げ、同國の綿花栽培の近代化を進めた。
農學者の沈志萬(しん・しばん)氏は技術支援プロジェクトの第1期と第3期に參加し、地元の綿花農家の生活に起きた大きな変化を目の當たりにした。「第1期が始まった時、プロジェクト所在地付近は土レンガとわらぶき屋根の家がぽつぽつと建っていただけだったが、今では全て新しく建てられたレンガ造りの瓦屋根の家になっている」と語る。
第3期技術支援プロジェクトチームのトップを務めた首小勇(しゅ・しょうゆう)氏によると、第3期は2021年に始まってから研修を22回行い、研修生は地元の綿花栽培の機械化と科學化の中心を擔う人材になっているという。
首氏は「地元の人點に新たな農具や設備、技術をもたらし、ベナンの綿花生産の質向上とレベルアップを後押ししている」と語り、綿花生産の機械化をベナン中部の他の地域や北部地域へ押し広め、同國の綿花生産量を増やし、より多くの農家が農業機械化によるメリットを感じられるようにし、生活改善に寄與していきたいとの考えを示した。