中國SF大作「三體」、張蕓謀監督で映畫化へ

中國SF大作「三體」、張蕓謀監督で映畫化へ

新華社 | 2024-06-17 16:28:30

山西省陽泉市の劉慈欣創作研究工作室に飾られた「三體」の日本語翻訳本。(2023年8月15日撮影、陽泉=新華社記者/王皓)

  【新華社上海6月17日】全世界でヒットした中國の長編SF小説「三體」が映畫化される。メガホンを取るのは世界的な映畫監督の張蕓謀(チャン・イーモウ)氏。すでに製作準備の段階に入っている。

  上海で開催中の第26回上海國際映畫祭のフォーラムで16日、中國の映畫製作配給會社、光線伝媒(エンライト・メディア)の王長田(おう・ちょうでん)董事長が発表した。「三體」三部作のIP(知的財産権)を保有する三體宇宙(上海)文化発展と共同製作するとした。三體宇宙(上海)文化発展も発表の內容を認めた。

  中國のSF作家、劉慈欣(りゅう・じきん)氏による「三體」三部作は、「三體文明」という地球外文明を壯大な筆致で描き、中國SF文學の一里塚になったとされる。世界中で30以上の言語に翻訳・出版され、日本や英國、フランス、ドイツなどのSFファンから人気を集めている。

  「三體」はここ數年、映像化やアニメ化が加速している。中國ではすでにアニメ版やドラマ版などの一連の作品が製作されている。(記者/許暁青)

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