【新華社プノンペン7月13日】中國カード決済大手、中國銀聯(ユニオンペイ)の國際事業子會社、銀聯國際(ユニオンペイ・インターナショナル)は10日、カンボジアの首都プノンペンでカンボジア國立銀行(NBC、中央銀行)と協力覚書を締結した。二次元バーコード決済業務を両國間で相互に展開し、両國民のクロスボーダーのモバイル決済のニーズに対応することで合意した。
10日、プノンペンで行われた協力覚書締結の署名式。(プノンペン=新華社配信)
カンボジアでは90%以上の店舗が銀聯カード決済に対応し、主要銀行が発行した銀聯カードは數十萬枚に上る。銀聯國際とNBCは現地の決済システムが提供するウォレットサービスと銀聯のモバイル決済システムの接続を推進し、カンボジア獨自規格の二次元バーコードに対応する店舗の銀聯規格への対応実現を進めていく。
今回の協力覚書締結により、カンボジア國民は世界中で銀聯の二次元バーコード決済ネットワークを通じて自國のウォレット決済サービスを利用することが可能となり、中國訪問時やクロスボーダーのモバイル決済のニーズが満たされる。中國銀聯の決済情報を統合することで、カンボジアでも銀聯のモバイル決済アプリ「雲閃付(モバイルクイックパス)」や同アプリと接続している國內商業銀行のアプリによるニ次元バーコード決済に対応することが可能になる。
銀聯國際はここ數年、業務の現地化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、良質な決済サービスをより多くの中國本土以外の人點に屆けている。