6日、成都ハイテク産業開発區が蘇州市で開いた外資・貿易協力交流懇談會。(蘇州=新華社配信)
【新華社蘇州6月9日】中國四川省成都市の成都ハイテク産業開発區は6日、江蘇省蘇州市で外資・貿易協力交流懇談會を開いた。中日両國間のモデルプロジェクトの誘致と実施加速が目的で、日係企業30社近くが參加した。
會場では、開発區國際協力商務局の擔當者が中日(成都)地方発展協力モデル區の産業計畫について説明。文化クリエーティブを主導産業と位置付け、開発區の三つの片區(エリア)をカバーする総計畫面積36・9平方キロの土地に文化クリエーティブに関連する次世代情報技術やスマート製造、ハイエンド専門サービス企業を誘致し、協同発展を目指すとした。
日本のADKグループでIP(知的財産権)事業の責任者を務める楊軼煒(よう・いつい)氏は「成都のデジタル文化クリエーティブ産業は活況を呈しており、ハイテク産業開発區もこれらの産業を重視している。デジタル文化で知財商業化を拡大する上で有利だ」と指摘した。中國でアニメ、漫畫、映畫・テレビなどのコンテンツ産業を発展させる計畫があることも明らかにし、開発區の政策支援の下でトップクラスのコンテンツ産業パークを共同で建設し、中日産業パークにより多くの優れたアニメ・漫畫文化クリエーティブと関連企業を誘致したい考えを示した。
成都ハイテク産業開発區には三菱重工や伊藤忠商事、日立製作所、出光興産など世界上位500社に名を連ねる日本企業15社を含む日係企業80社余りが進出しており、ビジネス交流施設「中日応接間」や中日共同イノベーションセンターなど一連の質の高い協力の受け皿も完成している。
開発區の2022年の対日貿易額は268億2千萬元(1元=約20円)。新型コロナウイルス感染拡大前の19年と比べても31・3%増加した。pagebreak
6日、成都ハイテク産業開発區が蘇州市で開いた外資・貿易協力交流懇談會。(蘇州=新華社配信)pagebreak
中日両國企業の交流施設「中日応接間」がある成都ハイテク産業開発區のガゼルバレー・デジタル文化クリエーティブ産業基地。(資料寫真、成都=新華社配信)pagebreak
成都ハイテク産業開発區にある中日共同イノベーションセンター。(資料寫真、成都=新華社配信)