古代の葬送慣習「懸棺葬」を再現 江西省鷹潭市

古代の葬送慣習「懸棺葬」を再現 江西省鷹潭市

新華社 | 2023-06-09 10:30:20

   2日、「懸棺葬」を再現する人點。(鷹潭=新華社記者/舒暢)

   【新華社鷹潭6月9日】中國の「文化・自然遺産の日」(毎年6月の第2土曜日、今年は10日)を前に、江西省鷹潭(ようたん)市の竜虎山で「懸棺葬」が再現された。懸棺葬は遺體を納めたひつぎを崖の表面や洞穴、岩の隙間に安置する古い葬送慣習。同山は「懸棺葬」が最も密集する場所の一つで、春秋戦國時代の百越人(古越族)の墓200基余りが急峻な崖の洞穴の中に點在している。洞穴の中からは「十三弦琴」や「斜織機」も出土し、中國の古代音楽と紡績の歴史に極めて貴重な実物資料を提供している。

   洞穴は地上(川面)から10~60メートルの高さにあり、山壁は急峻で道具なしに登るのは難しい。ひつぎがどのように安置されたかはまだ解明されておらず、人點は研究を重ねて一つの仮説を立て、このほどその再現を試みた。観光客らが見守る中、地元の農家の人點が舊式の木製巻き上げ機や滑車、麻縄などを利用してひつぎを持ち上げ、2千年以上前の古代人が行った葬送の過程がよみがえった。pagebreak

   2日、「懸棺葬」を再現する人點。(鷹潭=新華社記者/舒暢)pagebreak

   竜虎山博物館に展示された「十三弦琴」。(資料寫真、鷹潭=新華社記者/胡晨歓)pagebreak

   2日、竜虎山博物館に展示された木製の太鼓。(鷹潭=新華社記者/胡晨歓)

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