米國のフェンタニル危機の根源は自國にある 中國外交部

米國のフェンタニル危機の根源は自國にある 中國外交部

新華社 | 2023-06-09 10:41:40

   【新華社北京6月9日】中國外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は8日の定例記者會見で、米國のバーンズ駐中國大使が7日に中國は醫療用麻薬フェンタニルの生産を停止していないと非難したことについてコメントを求められ、次のように述べた。

  中國政府は2019年5月、人道主義の精神に基づきフェンタニル類を全て規制し、違法な製造販売と亂用を防止するために重要な役割を果たした。米國も重要な受益國の一つのはずだが、米政府はなぜ恩を忘れ義に背き、中國公安部物証鑑定センターや國家麻薬実験室などの機関を不當に制裁するとともに、中國企業や個人を何度も起訴、制裁し、雙方の麻薬禁止協力の基盤を深刻に破壊するのか。米國は協力を通じた國內麻薬問題の解決を模索したいのか、それとも中國への抑圧と抑止をより重要な位置に置きたいのか。(質問記者に対し)あなたがバーンズ大使に聞いてみればよい。

  私が強調したいのは、中國政府は一貫して麻薬犯罪を厳しく取り締まっており、フェンタニル類を世界で最も早く規制したということだ。(中國は)有害化學品の規制が世界で最も厳しい國でもある。中國が「フェンタニルの前駆體をメキシコ経由で米國に輸出している」というのは偽りの情報だ。米國內のフェンタニル危機の根源は自國にあり、國內需要と國內供給を減らすことが根本的な対策だ。米國がすべきなのは、他國を中傷し、責任を押し付けることでなく、自ら反省し、國內の処方薬の管理と麻薬の危険性の宣伝を強化し、國內の麻薬需要を減らすことだ。

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